同じ種類の帽子同士を比較するとき、見た目が似ているため、どれも変わらないように思えるかもしれません。しかし実は、機能性に大きな違いがあり、着用してから選び間違いに気づくことも…。
今回は、帽子の種類をおさらいしたうえで、種類以外に確認したい帽子の選び方について解説します! 帽子選びをする前にぜひ一度チェックしてみてください。
帽子を選ぶときに知っておきたいキャップとハットの違い
帽子にはさまざまな種類があり、それぞれメリットやデメリットがあります。
深く考えずに帽子の種類を選んでしまうと、あとで使いづらい思いをしてしまいがちです。
ただ、ワークキャップ、ストローハット、クロッシェ…など、細かい種類を知ろうとすると、覚えきれず混乱してしまいます。
最低限押さえておきたいのは、キャップとハットの違いです。
帽子の選び方を解説する前に、キャップとハットについて、メリット・デメリットがわかるようにまとめてみます。
キャップ
キャップとは、一般的に正面にだけつばがあるデザインの帽子です。構造がシンプルなので、ほとんどの人が似合いやすい傾向があります。寝ぐせを隠すのにも使えるため、ちょっとした外出にも便利です。
顔への日差しを防げますが、耳や首の後ろなどは防げません。必要に応じて、日焼け止めクリームを使ったり、日よけ布を装着したりするなど、紫外線対策が必要です。
ハット
ハットは、360度の方向につばが備わっているデザインの帽子です。キャップと違って、前方以外の方向からも日射しを遮ってくれるため、紫外線対策に適しています。また、ツバによって小顔に見えやすくなるという魅力もあります。
ただ、つばの面積が広くなるため、突風によって飛ばされやすい点に注意が必要です。また、雨に塗れると型崩れを起こす製品もあり、天候が悪い日にはかぶりづらいこともあります。
種類以外にチェックしたい帽子の選び方
帽子の種類についておわかりいただけたでしょうか。同じ種類で見た目が似ていても、使い心地が違うことがあります。引き続き、種類以外にチェックしたい帽子の選び方について、さまざまな観点から基準を解説します!
基準1.素材
見た目が似ていても、素材によって帽子の使い心地は異なります。
たとえば、作業時にキャップを被る場合は涼しくて耐久性の高い製品がよいですよね。そのため、耐久性と通気性が高いポリエステルメッシュ生地が適しています。
また、作業時に被るキャップは繰り返し洗濯しますよね。
その点まで考慮すると、洗濯に強い綿とポリエステルの混紡素材(質感や特色を生み出すために2つ以上の素材を組み合わせた素材)が適しているでしょう。
帽子を選ぶときは形だけでなく素材にも着目してみてください。
参考に代表的な素材の特徴を簡単に表にまとめておきます。
綿 | 吸水性・保湿性・通気性が高い |
ポリエステル | 耐久性が高く、水や摩擦、熱に強い |
ナイロン | ポリエステルより摩擦に強い |
ウール | 保湿性・保温性・防寒性に優れているが、水洗いには不向き |
基準2.あご紐の有無
ハットは、突風によって飛ばされやすいことをお伝えしました。ただ、風が強い日にも屋外で帽子を被りたい場面もありますよね。飛ばされないよう手で押さえているのもストレスなので、あご紐がついている帽子を選ぶことが重要です。
種類が同じハットでも、あご紐がついている製品とついていない製品があります。
あご紐がついていれば、風が吹いても頭から帽子が脱げることはありません。屋外でも安心して作業ができます。
自転車に乗るときは、風が吹いていなくても、帽子が飛んでしまう恐れもありますよね。自転車に乗るときの帽子を探すときも、あご紐がついているかどうかチェックしておくと安心でしょう。
基準3.つばの長さや形
同じ種類のハットでも、よく見るとつばの長さが違うことがあります。
つばの長さは、顔の長さによって選び分けることで、顔と帽子のバランスがよくなり、顔の欠点をカバーできます。
一般的には、顔が縦に長い方はつばの長い帽子、顔が縦に短い方はつばの短い帽子が適しているといわれています。
たとえば、顔が縦に長い方がつばの短い帽子を被ると、顔の縦幅が強調されがちです。反対につばの長い帽子を被ると、顔の長さが目立ちにくくスッキリした雰囲気になります。
自分に似合う帽子を選ぶときは、つばの長さと自分の顔の長さのバランスを考えてみましょう。
基準4.柔らかさ
帽子は形が同じでも柔らかさが違うことがあります。
たとえば、柔らかくてツバが簡単にめくれるようなハットがあります。小さく折りたためるので、持ち運びに便利です。ハイキングや旅行などに適しています。
中には、クルっと丸めてからひもで固定して、折り畳み傘のように収納できるハットもあります。
帽子の強度よりも携帯性を重視するのであれば、柔らかいハットのほうが使い勝手がよさそうですね。
帽子の柔らかさは、通販サイトの画像から判断できる場合もあります。柔らかい帽子を探すときは、ツバがペラっとめくれた写真や、丸められた写真などがないか、チェックするとよいでしょう。
基準5.重さ
帽子を被って、なんだか重くて疲れる…と感じたことはありませんか。
帽子は見た目が似ていても、重さが異なる点に注意が必要です。
般的な帽子の重さは約100gだといわれているので、負担の少ない帽子を好むのであれば、それ以下の製品を選ぶとよいでしょう。
なお、通販サイトではサイズが掲載されていても、重さが掲載されていないことがあります。重さがわかるページで購入することも検討してみましょう。
パソコンであれば、基本的に「Ctrl+F」でページ内の検索ボックスが開くので、「重さ」などを打ち込むとヒットすることがあります。
重さが見当たらないときは、念のため試してみてください。
基準6.被ったときの深さ
外見では中々気づきづらいかもしれませんが、帽子は被ったときの深さが違うこともあります。
深さの違いは、帽子を被る人の印象を変化させます。
たとえば、深いキャップを被った場合、かっちりとしたイメージとなり、落ち着いた印象に見えやすいです。
反対に浅いキャップを装着した場合、ラフで軽いイメージとなり、適度にくずした印象に見えやすくなります。
ファッション性を意識して帽子を探すのであれば、帽子の深さも見落としなく確認しましょう。
気になる製品が見つからないときにおすすめの帽子
帽子は見た目だけで性能を把握できないことがおわかりいただけたでしょう。
ただ、選び方がわかっていても、気になる帽子が見つからないこともありますよね…。
そこで検討してほしいおすすめの帽子が、弊社が提供しているウルトラライトハットです。
一般的な帽子と比べて重さは約65gと超軽量であり、真夏のアウトドアシーンでの疲労を軽減できます。
オリジナル素材のダイオミラーを使用しているのもおすすめポイント!
通気性と遮熱性を両立しており、一般的な綿100%の帽子よりも、-10℃涼しいという試験結果が出ています。自宅で手洗いできるので、メンテナンスの負担も少ないです。
シンプルなデザインで使い手も選びません。気になる製品が見つからないときは、ぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
今回は、キャップとハットの違いをおさらいしたうえで、種類以外に確認したい帽子の選び方について解説しました。
ご説明したとおり、帽子の種類が同じで見た目が似ていても、よく観察すると使い心地の違いに気づくことがあります。
種類以外の違いを理解できたとき、自分に最適な帽子が見つかりやすくなるでしょう。
これから帽子を選ぶときは、今回ご紹介した種類以外の違いにも、ぜひ着目してみてくださいね!
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