UPFとPA、SPF、紫外線遮蔽率って何が違う? UVカットの気になる疑問も解消!

ヤケーヌ

通勤やレジャーなどでは日焼け対策が不可欠です。日焼け止めや帽子などさまざまなアイテムを選ぶ必要があります。

ただ、日焼け効果のあるアイテムを選ぶとき、UPFやPA、SPF、紫外線遮蔽率などの指標を見かけることがありますよね。違いがわからず、製品を選ぶときに困っている方も多いのではないでしょうか。

今回はUPFやPA、SPF、紫外線遮蔽率などの指標の意味を解説していきます。日焼け対策をするときに参考にしてみてください。


UVカットの指標にはさまざまな種類がある

UVは、ultravioletの略で日本語で紫外線を意味します。UVカットはシンプルに紫外線をさえぎることです。

ただ、紫外線は波長の長さによって性質が異なり、紫外線が与える影響は肌や衣類などの対象によっても違います。そのため、UVカット効果を示す指標にもさまざまな種類があるというわけです。

主な種類としてSPFやPA、UPF、紫外線遮蔽率などがあり、すでに違いが気になっている方も多いのではないでしょうか

日焼け止めや帽子などでは、UVカット効果を示す指標が提示されるのが一般的です。指標の意味や違いがわからないと、本当に紫外線対策になっているのか不安になりますよね。

自信を持って日焼け対策をするためにも、UVカットの指標を正しく理解しておきましょう

SPFとUPF、PA、紫外線遮蔽率

SPFとは?

  • SPFとは、Sun Protection Factorの略称であり、UV-Bによるサンバーン(急性の炎症) 防ぐ効果を示す指標です。 肌に塗る日焼け止めや美容液などを選ぶときの指標として知られています。
  • SPFの場合はUV-Bだけを肌に照射して判定します。
  • UV-Bは、短時間で肌に赤みや炎症を生じさせて黒化につながりやすくする紫外線です。 シミ以外にソバカスや乾燥なども生じさせる恐れもあります。屋外における日焼けの主な原因であり、レジャー紫外線とも呼ばれています。

数値の意味と製品を選ぶときの目安

数値の範囲は1~50です。数値が大きいほうが防御効果が高くなっています。 明らかに50を超える製品はSPF50+と表示される仕組みです。

  • 散歩や買い物などの日常生活ではSPF10~20程度
  • ウォーキングや屋外における短時間のスポーツなどではSPF20~30程度
  • 炎天下のレジャーやマリンスポーツなどではSPF30~SPF50+

が目安とされています。

SPFとUPF、PA、紫外線遮蔽率

PAとは?

  • PAとは、Protection Grade of UVAの略称であり、UV-Aに対する防止効果を示す指標です。SPFと同様に、肌に塗る日焼け止めや美容液などを選ぶときの指標として知られています。
  • UV-Aは、雲や窓ガラスを透過して肌の奥や真皮まで到達する紫外線です。
  • シミ以外にしわやたるみなどを生じさせる恐れもあり、生活紫外線とも呼ばれています。

記号の意味と製品を選ぶときの目安

PAは、PA+~PA++++の4段階で表され、+の数が多いほど防止効果が高くなります。

  • 散歩や買い物などではPA+~++
  • 屋外での軽いスポーツやレジャーなどではPA++~+++
  • 炎天下のレジャーやマリンスポーツなどではPA++~PA++++

というように選ぶのが目安です。

UPFとは?

  • UPFはUltraViolet Protection Factorの略称であり、衣類が紫外線を防ぐ効果を示す指標です。SPFやPAなどとは違って肌に塗る製品ではなく、洋服や帽子などの衣類を選ぶときの指標として知られています。
  • 波長を肌に照射して判定するのではなく、洋服や帽子などの衣類に照射して判定します。UPFの測定で照射される波長は、UV-BだけでなくUV-Aも含まれます。

数値の意味と製品を選ぶときの目安

数値の範囲は15~50の数値です。数値が大きいほうが防御効果が高くなっています。明らかに50を超える衣類は50+と表示される仕組みです。

UPF30と表示されるときは、衣類を着用することで、衣類にカバーされた部分の紫外線量が30分の1になると解釈できます。素肌のときと同じように日焼けするまでに30倍の時間がかかるということです。布地を伸縮させたり濡らしたりすると、効果が変わることがあります

  • 紫外線が弱い日はUPF15以上
  • 紫外線がやや強い日はUPF25以上
  • 紫外線が強い日はUPF30以上

が適しているといわれています。

紫外線遮蔽率 とは?

  • 紫外線遮蔽率は、UV-BやUV-Aを遮断できる割合を示す指標です。UVカット率と呼ばれることもあります 。
  • 紫外線を吸収・反射する物質を繊維に練りこんだり、加工で付着処理させたりして、製品の紫外線遮蔽率を高めるのが一般的です。
  • 同じ生地でも色によって効果が変わることがあるので、製品を選ぶときには色にも着目することが重要です。

数値の意味と製品を選ぶときの目安

紫外線遮蔽率は、●●%のように表記されます。数値が高いほど紫外線を遮蔽する効果が高いです。一般的には99%以上だと非常に効果が高いと認識されています。

弊社としては最低90%以上の製品を推奨しております

紫外線遮蔽率(UVカット率)

SPFとUPF、PA、紫外線遮蔽率の違いを整理

SPFとUPF、紫外線遮蔽率について説明しました。ここまでの説明をもとに、最低限理解しておきたい違いを簡単に整理してみます。

UVカットの指標紫外線の種類紫外線を防ぐ対象表記記載される製品の例
SPFUV-B1~50、50+の数値・日焼け止め
・美容液
PAUVPA+~PA++++・日焼け止め
・美容液
UPFUV-B、UV-A衣類1~50、50+の数値・帽子
・フェイスカバー
紫外線遮蔽率UV-B、UV-A衣類●●%・帽子
・フェイスカバー
※ 上記表は、横スクロールして表全体をご覧ください

UVカットに関する気になるQ&A

衣類製品を選ぶとき、UVカットについてほかにも気になる疑問をお持ちの方もいるでしょう。ここからはUVカットに関する気になる疑問についてQ&A形式で回答していきます!

Q1.色が薄い衣類は選ばないほうがよい?

A1.色が薄くてもUVカットできる製品があります。

淡い色でも紫外線をカットできる製品があります。UVカット効果をきちんと確認すれば、春や夏らしい色の服を選んでも問題ありません。

Q2.UVカット効果は洗濯すると落ちる?

A2.基本的には洗濯すると効果が薄れます。

UVカット効果は、紫外線吸収タイプの加工だと、洗濯するたびに効果が薄れる可能性があります。

紫外線反射タイプの場合は、繊維に紫外線を反射させる原料を練り込むので、効果が持続しやすいです。ただ、洗濯によって繊維が薄化すると、紫外線吸収タイプと同様にUVカット効果が軽減されてしまう可能性もあります。

衣類メーカーによっては、「●●回まで効果が落ちないことを実証済み」というように目安を提示していることもあるので、各社の見解を見落としなく確認することが重要です。

【UVカット効果が落ちにくい製品もある 】

UVカット効果は洗濯で落ちてしまいやすいですが、製品によって効果の落ちやすさは異なります。

弊社ではヤケーヌというフェイスカバーを取り扱っていますが、日本製の高機能糸を使用していて、何度洗ってもUVカット効果が下がりません半永久的に利用できるので、とても経済的です。

まとめ

以上、SPFやPA、UPF、紫外線遮蔽率など、日焼け止めや帽子などを選ぶときに気になる指標を徹底解説しました。

SPFやPAは肌に塗る日焼け対策商品の指標UPFや紫外線遮蔽率は衣類に関する指標だと理解しておけば、おおよそ違いに戸惑うことはないでしょう。

それぞれの指標は数字や記号などで効果が変わってきます。日常生活やレジャーなどの目的に応じて適切な製品を選ぶようにしましょう!


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