仕事中に熱中症が原因の救急搬送や死亡事例は、毎年報告されています。
特に炎天下で野外作業する労働者を雇用している企業は、熱中症対策を徹底しなければなりません。
野外作業する職業といえば、建設業、警備会社、清掃業、農業などがあげられます。
これらの企業の皆様は、日頃から社員への熱中症予防に関する教育、対策をされていると思いますが、万全でいらっしゃいますか。
今回は、仕事中に熱中症から社員を守るために必要な事、ユニフォームや装備品などに取り入れると良いと思う熱中症対策商品をご紹介させていただきます。
企業には熱中症を予防する義務がある
平成20年より施行された労働契約法第5条には、「企業は、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働が出来るよう、必要な配慮をするものとする」と規定されており、「労働者への安全配慮」には「熱中症を予防すること」も含まれています。
死亡事例もある熱中症になってしまうと、企業側には厳しい責任が問われることも考えられますので、労働者を熱中症から防ぐ対策を徹底する必要があります。
野外作業時の熱中症対策には水分・塩分補給、帽子、日焼け対策が必要
水分・塩分補給
熱中症対策には、こまめな水分、塩分補給が必要です。炎天下での野外作業は、大量に汗をかくので水分を取らないと脱水症状を起こしてしまいますが、汗には塩分も含まれているので、水だけを飲んでいると体液濃度を調節する機能が働き、人は水分をうけ付けなくなります。
水分同様に塩分は、熱中症の予防に効果的です。両方を適度にとるようにしましょう。
帽子
身体の体温を維持、調節する機能は脳にあります。脳の視床下部にある体温調節中枢が命令を出しています。体温調節機能が上手に働かなくなると熱中症になるので、炎天下の暑さから脳を守ることは、熱中症予防になります。
また、体内に熱がこもってしまうことは、熱中症の原因のひとつなので、太陽から頭を守り日陰を作って温度上昇を防ぐ帽子は熱中症予防にとても重要な役割を果たしています。
日焼け対策
日焼けは、お肌が焼けヒリヒリして赤くなるだけではなく、疲労物質を増幅してしまう作用があります。
日焼けをしただけなのに、いつもよりも疲れてしまうことはありませんか。
これは、紫外線をたくさん浴びると活性酸素が必要以上に生まれてしまい、それによって疲労物質がたまっていくからなのです。
疲れていると、熱中症になるリスクが増加します。
日焼け対策することは、熱中症の予防になりますので、日焼けの原因である紫外線にもしっかりと気をつけましょう。
いつでも水分、塩分補給できるような環境作りをしましょう
労働者が水分、塩分補給を適切に行えるように休憩時間を定め、きちんと取られているかを確認するくらい徹底させましょう。
休憩所を設け、水分、塩飴などを常備しておくのも良いと思います。
猛暑日、熱中症指数(環境省で提供している暑さの指数)を参考に稼働する時間、休憩時間を考慮する。朝始業前と昼休憩後には必ず体調確認をすると良いでしょう。
顔を日焼けから守ってあげましょう
顔はいつも露出している部分ですが、夏でも長袖、長ズボンで作業するように、野外作業時には、UVカットフェイスマスクをつけると良いです。
長袖を着た時と同様に、直射日光を浴びるより涼しく感じるはずです。
UVカットフェイスマスク「ヤケーヌ」は、息がこもらないように開口部が設けてあります。野外作業時も息苦しさを感じず、耳ヒモも調節できるようになっているので、付けていることを忘れるくらい自然な着け心地です。
着けたままで、飲み物も飲むことが出来ます。
肌が弱く日焼け止めが塗れない、アレルギーのある方にもおすすめできる商品です。
通気性の高い帽子を支給しましょう
熱中症対策に、帽子はとても有効です。野外作業時には必ず帽子をかぶりましょう。
しかし、通気性の悪い帽子を利用するなど、帽子選びを間違えてしまうと、熱中症を防ぐどころか発生率を高めてしまう場合があります。
「涼かちゃん」がおすすめです!
熱中症予防には、汗が蒸発しやすく熱がこもらない通気性の良い帽子「涼かちゃん」がおすすめです。
「涼かちゃん」はダイオミラーという特殊素材で作られています。通気性がとても高く、直射日光を跳ね返します。
UVカット効果もあるので、疲労も軽減してくれるでしょう。
労働者個人が帽子を選ぶのではなく、企業側が熱中症予防に適した帽子を支給する事は、熱中症予防に力を入れ労働者への安全配慮義務を果たすことになり、また野外作業時に企業名を入れたものを身に着けることで、社名が認知されPR効果もあります。
熱中症予防グッズで労働者の安全を守る
いかがでしたでしょうか。今回は企業様向けに、熱中症対策の必要性や熱中症予防商品についてご紹介しました。
従業員の安全を守るための熱中症対策には、水分や塩分補給もとても大事ですが、予防効果の高い熱中症対策商品をノベルティやユニフォームとして支給するのも良いかと思います。
従業員の安全配慮義務がある以上、熱中症予防を徹底し従業員の生命を守り、暑い季節にむけて働く環境が良くなるよう、考えてみてください。
コメント