紫外線の量はどれくらい?増加の理由、曇りや雨、冬、夜の場合なども解説!

紫外線の量はどれくらい?増加の理由、曇りや雨、冬、夜の場合なども解説!ヤケーヌ
紫外線の量はどれくらい?増加の理由、曇りや雨、冬、夜の場合なども解説!

「紫外線の量が増加している理由は?」と聞かれたとき、皆さんはどう答えるでしょうか?ほとんどの方は「オゾン層が破壊されているから」という理由が思い浮かんだのではないでしょうか。

オゾン層の破壊も理由の一つではありますが、実はほかにも理由があります。また、そもそも紫外線の量が増加しているイメージが湧かない方もいるかもしれません。

今回は、紫外線の量が増加しているのかをデータでおさらいしたうえで、紫外線が増加している理由についてオゾン層の破壊を含む最近の観点を解説します!曇りや雨、冬、夜の場合の紫外線量についても解説しているので、天気や季節、時間帯の観点から紫外線対策の必要性を考えるきっかけにもしてみてください。


そもそも紫外線の量は増加している?

「そもそも紫外線の量は増加しているのか」「仮に増加しているとしてどれくらい増えているのか」を知るために、まずは紫外線量の指標をおさらいしてからデータを確認してみましょう!

気象庁が観測している紫外線の量として紅斑(こうはん)紫外線量が挙げられます

紅斑紫外線量とは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを示した量です。紅斑は紫外線を浴びたあとに皮膚が赤くなることをさします。

紫外線の経年変化
紫外線の経年変化

引用:紫外線の経年変化(気象庁)

気象庁のデータによると、紅斑紫外線量の年積算値の経年変化は、10年あたり33.0(kJ/m²)の増加であることが報告されています。紫外線量の増加割合は4.6%とのことです。

グラフから見てわかる通り、1990年の観測開始以降、紫外線の量は増加傾向にあったのですね…

また、データだけでなくニュースでも紫外線の量が増加傾向であることも報道されています。2025年5月14日の日本経済新聞のオンラインニュース記事では、気象庁の予測情報で外出自粛を促す「非常に強い」レベル以上の日が、30年余りで倍増したという事実が知らされました

実際のデータやニュースを目の当たりにすると、紫外線の脅威が高まっていることがわかるのではないでしょうか。

参照:
紫外線の経年変化(気象庁)

紫外線の観測成果(気象庁)

紫外線「非常に強い日」35年間で倍増 大気汚染が改善、むしろUVは増加(日本経済新聞)

紫外線の量が増加している理由

紫外線の量が増加しているというデータを共有しました。実際に紫外線の量が増加している現状をご理解いただけたでしょう。ではなぜ紫外線の量が増加しているのでしょうか?紫外線の量が増加している主な理由について解説します!

大気汚染の環境改善

紫外線が増加していると言われる理由として、大気汚染の環境改善が関係しているようです。

大気汚染とは、大気中に排出された物質が自然の物理的な拡散・沈着機能や科学的な除去機能、生物的な浄化機能などを上回って大気中に存在し、人を含む生物に直接的・間接的に影響を及ぼす事象を意味します。

汚染物質の種類はさまざまであり、二酸化硫黄や窒素酸化物、一酸化炭素などがあるようです。大気汚染によって大気中に小さな粒子が浮遊していると、紫外線は粒子にぶつかって散乱して地上に到達しにくくなると言われています。

その点、近年はディーゼル車の規制やクリーン自動車の普及などによって、大気中のちりや汚染物質が減少しました。紫外線の散乱が生じにくくなり、地上に到達する量が増加したのではないかという見解が示されています。

大気汚染の環境改善が進んでいることはとてもよいことですが、紫外線の影響が強まる恐れがあるのですね…。

参照:大気汚染の定義と汚染物質(環境省)

オゾン層破壊

オゾン層とは、地上から10km~50km上空にあって太陽光に含まれる紫外線を吸収する役目を持つ大気の層です。

1970年代から80年代にかけて、オゾン層破壊によりオゾンホールの発生が確認されて以来、紫外線の増加が懸念されていました。

オゾンホールは特に南半球で拡大して、ニュージーランドなどで深刻な問題になっていました。2000年に入る前までニュージーランドの平均オゾン量が減る一方で、紫外線の量は右肩上がりで増えていったという調査結果も見受けられます。

参照:オゾン層が破壊されると紫外線量が増加します(環境省)

ただ、現在はオゾン層破壊の課題についても環境改善が進んでいると言われています。オゾン層破壊と紫外線増加の関係も含めて近年の動向について詳しく知りたい方は下記の記事もぜひご覧ください。

オゾン層破壊によりオゾンホールの発生が確認されて以来、紫外線の増加が懸念
オゾン層破壊によりオゾンホールの発生が確認されて以来、紫外線の増加が懸念

曇りや雨、冬、夜の紫外線量は?

紫外線量が増加傾向であることをお伝えしましたが、夏の天気がよい昼間に外出を避ければ影響を受けないと思うかもしれません。

ただ、曇りや雨のように天気が悪い日、気温が低下する冬、太陽が沈んだあとの夜などであれば、紫外線の量を気にしなくてもよいのかという疑問も湧きますよね。

曇りや雨、冬、夜の紫外線量について簡単に解説します!

曇りや雨の紫外線量

気象庁によると、天気の変化も紫外線の量に影響があるとのことです。

曇りの場合は快晴時の約6割、雨が降っているときは快晴時の約3割まで減ると言われています

なお、雲が比較的多くても陽射しを受けていれば快晴時よりも紫外線の影響が強くなるケースもあるようです。

曇りや雨の日だと紫外線の量が少なくなると思ってしまうかもしれませんが、まったく影響を受けないというわけではないということです。曇りや雨の日でも油断せずに紫外線対策をするのが無難そうですね!

参照:雲と紫外線(気象庁)

冬の紫外線量

一般的に紫外線の量は夏が多くなり、冬には少なくなります。

日本の場合は、太陽が最も近づく夏至のころだと、紫外線が大気層を通過する距離が短く、頭上に降り注ぎやすいです。その一方で太陽が最も遠ざかる冬至のころだと、紫外線が大気層を通過する距離が長く、弱まりやすいと言われています。

紫外線の種類によりますが、冬の紫外線量は夏に比べて5分の1~2分の1くらいになるようです。夏よりも少ないですが、まったくなくなるわけではありません。したがって、冬にも紫外線対策が必要になります。

冬の紫外線対策については下記の記事も参考にしてみてください。

夜の紫外線量

気象庁の観測データによると、紫外線の量は日中がピークであり、夕方にかけて減少していき、18時以降にはほとんど影響が薄れることがわかります。

紫外線の量は日中がピークであり、夕方にかけて減少していき、18時以降にはほとんど影響が薄れる
紫外線の量

引用:時別UVインデックスの毎日の推移グラフ(気象庁)

夏のデータでも夜は紫外線の影響が弱くなっていることから、年間を通しても夜に紫外線対策をする必要性は薄いといえそうです。

紫外線の量に警戒して新たな肌ケア対策を実施!

紫外線の量が年々増加しているだけでなく、天気や時期を問わず紫外線に警戒が必要なこともおわかりいただけたでしょう。

実際に世間では紫外線に対する警戒感が高まっているのか、最近ではUVカットウェアのように顔全体まで覆える衣類も流行ってきました

今後も紫外線の量が増加していく傾向は続くかもしれません。あらためて紫外線の量に警戒して、新たな肌ケア対策を取り入れるとよいのではないでしょうか。

新たな対策として、UVカットウェアよりも気軽に着用できる衣類製品をお求めであれば、サッと着用できるフェイスカバーもおすすめです!

弊社の通販ショップでは、呼吸が苦しくない製品やUVカット率99%の製品などを取りそろえているので、気になった方はぜひチェックしてみてください

呼吸が苦しくないUVカット率99%のフェイスマスク「ヤケーヌ」
呼吸が苦しくないUVカット率99%のフェイスマスク「ヤケーヌ」

UVカットフェイスカバー ヤケーヌ


\\ ↓ 効果的に、手軽に、そして長期的に紫外線対策ができるヤケーヌ ↓ //

コメント