新型コロナウイルス感染拡大に伴い、マスクを着用する文化が当たり前のように浸透し、フェイスカバーという顔全体を覆えるマスクも急激に広まりました!すでに友達や同僚、芸能人などがフェイスカバーを着用している姿を見かけた方もいるのではないでしょうか。
そんなフェイスカバーは、ユニクロやワークマンなどの有名ブランドから商品が宣伝され始めていますが、実はもっと早くから別のブランドから発売されています。今回は、知られざるフェイスカバーの歴史、文化の広がりについておさらいします!最近見かけるフェイスカバーについて気になっている方、理解を深めたい方はぜひ最後までご覧ください。
フェイスカバーに関する製品がユニクロやワークマンから発売!
水面下で流行っていたフェイスカバーですが、最近はユニクロやワークマンなどからも製品が開発されており、着実に認知度が高まっています。
2025年には、ユニクロが目じりや首の後ろまでカバーできるエアリズムの「UVカットフェイスカバー」、ワークマンが「レディースクールUVサンシェードパーカーEX」という顔まで覆えるパーカータイプのフェイスカバー製品などを発売したことで話題となりました。
まずは、ユニクロとワークマンに関するフェイスカバーの製品についてご紹介します!
ユニクロのフェイスカバー
ユニクロのUVカットフェイスカバーは、頬骨から首全体まで覆えるフェイスカバーです。
紫外線を防ぐUVカット機能を搭載しており、UVカット率90%(UPF50+)となっています。
接触冷感機能を持ち通気性のあるエアリズム素材を使用しており、マスクとネックカバーのつなぎ目は呼吸しやすいように調整されています。耳部分もアジャスターでサイズ調整可能です。
洗濯機で洗えるので繰り返し利用できます。カラーはライトグレー、ブラック、ブルーから選択可能です。
ワークマンのフェイスカバー
ワークマンの「レディースクールUVサンシェードパーカーEX」は、メッシュビュー仕様のカバーによって顔を覆いつつも、視界を確保しながら顔から首まで日焼け対策できるようになっています。
ファスナーをすべて閉めたときは視野が狭くなり、音が聞こえにくくなるというデメリットはありますが、想定外の売れ行きに購入できない方まで生じたとのことです…!
なお、ワークマンは「アイスチャージ(R) レディースフェイスガード」という製品も販売しています。フェイスガードという名称を使っていますが、見た目はフェイスカバーとほとんど変わらない製品です。カラーはブラックやブルー、グレージュ、グレー、パープルなどがあり、ユニクロよりもバリエーションが多くなっています。
フェイスカバーの歴史と文化の広がり
ユニクロやワークマンからフェイスカバーが発売され、話題になっていることをお伝えしました。
ただ、フェイスカバーが開発されたのはここ最近の話ではなく、始まりはユニクロやワークマンではありません。
実のところ、弊社丸福繊維はもっと早い段階からフェイスカバーを販売しており、だいぶ前から知る人ぞ知る製品として普及していました。
引き続き、フェイスカバーの歴史と文化の広がりについてわかりやすく解説します!
フェイスカバーはもともと農作業向けに開発された
2010年ごろに弊社丸福繊維は、農業従事者向けにヤケーヌというフェイスカバーを開発して販売開始しました。
弊社は戦後から農作業服を開発してきた衣類メーカーです。時代の変遷に応じて農業の困りごとを解決するという目標に基づき、オリジナル商品の開発に取り組むようになりました。
農家の女性からは「とにかく日焼けをしたくない」という声が多くあがっており、紫外線対策用のフェイスカバーとしてヤケーヌを開発することになったのです。
従来のタオルや手ぬぐいでの日焼け対策よりも快適だという評判が広がり、農協を通した販路によって大ヒットして、丸福繊維の看板商品に成長しました。
フェイスカバーはもともと農作業向けに開発された製品だったのです!
ヤケーヌ誕生の歴史、丸福繊維の歩みについて詳しく知りたい方は、ぜひ弊社のホームページもご覧ください。
フェイスカバーはスポーツ用品としても普及し始めていた

弊社がヤケーヌを販売し始めていたころ、他社もスポーツ用品としてUVカットマスクを販売していました。特にテニス分野で人気を集めていたようで、7~8年くらいで屋外テニスプレイヤーの多くがフェイスカバーを利用するようになった印象です。
当時、フェイスカバーはそもそも服の試着時に化粧が衣類につかないように装着する不織布というイメージがあったのですが、いつの間にかUVカットマスクとして認知されるようになっていきました!
なお、スポーツ分野ではフェイスカバーだけでなく運動に適したスポーツマスクという製品も普及しています。現代において運動時のマスクを検討する場合は、フェイスカバーとスポーツマスクのどちらを利用するかを比較するのが一般的になったのではないかと思います。
スポーツマスクの概要については下記の記事で詳しく解説しているので、気になった方はぜひ参考にしてみてください!
コロナ禍×温暖化によって加速的に普及し始めた
2020年1月に国内で新型コロナウイルスの感染者が初めて確認され、感染拡大が始まりました。
感染症対策としてマスクの使用は常態化し、季節を問わずマスクを着用するのが当たり前の世の中になっていきます。マスクへのニーズが少しずつ多様化し、フェイスカバーに興味を持つ人々も増えていったのでしょう。
近年は温暖化によって記録的な猛暑も続きました。紫外線に対する危機意識の向上も相まったのか、フェイスカバーの普及がさらに加速し始めた印象です!
2023年あたりからは、有名人もUVケアアイテムとしてフェイスカバーをSNSで紹介するようになり、商品化されるアイテムもさらに増えたように感じますね。
大手メーカーの参入によってフェイスカバーが利用しやすくなる!
ここまでフェイスカバーの歴史と文化の広がりについて解説しましたが、ここにきて大手メーカーの参入が目立つようになったのは、フェイスカバーが日用品として不動の地位を確立し始めているあらわれではないかと思います。
少し前まではフェイスカバーの見た目は不審者っぽい?という話題をSNSでよく見かけました。たしかに、顔全体を覆ってしまうと顔を隠しているように思われるのかもしれません…。
ただ、ユニクロの販売ページではフェイスカバーを着用したスタイリング画像も公開されており、トレンド感も伝わってくるようになりました。
これからは不審者っぽく見えるというネガティブな風潮も下火となって、堂々とフェイスカバーを着用できる時代になりそうな予感です!販売者目線でもうれしい変化だと感じています。
今回はユニクロやワークマンのフェイスカバーをご紹介しましたが、弊社のフェイスカバーのヤケーヌも自信を持ってご着用いただける製品です。
ヤケーヌの詳細が気になった方は販売ページをぜひご覧ください!
フェイスカバーの見た目が不審者に見える原因、対策については下記の記事で詳しく解説しているので、気になった方はこちらの記事も参考にしてみてください。
コメント