紫外線というと夏が対策すべき時期として浮かびますよね。紫外線は太陽が出ている限り、季節を問わず降り注いでいます。暖かくなっていく春にも対策が必要になってきます。
ただ、春に紫外線対策をしようとしても、具体的にいつから準備すればよいのか、イメージが湧かない方も多いのではないでしょうか。
一つの基準となるのが「春一番」です!
春一番は、なんとなく知っている言葉のように思えるかもしれませんが、具体的な意味やいつ頃なのかについて、答えられる人は少ないかもしれません。
紫外線対策のタイミングを知るヒントとなる重要単語です!この機会に本記事で理解しておくことをおすすめします。
今回は、春一番の意味をはじめ、具体的な紫外線対策のタイミングなどについて解説します!春の紫外線対策が必要な理由を知りたい方もぜひ参考にしてみてくださいね!
春一番とは?
春一番とは、季節が冬から春に変化するころに、初めて吹く南よりの暖かい強風です。
「一番」という言葉から、なんとなくタイミングそのものを意味するように見えたかもしれませんが、厳密には強風を意味するのですね。
おおよそ立春(2月3日ごろ)から春分(3月21日ごろ)までに、日本海で低気圧が発達して初めて南よりの風が吹いて気温が上がるといわれています。
立春や春分などはいつなのか結局忘れてしまいがちですよね…。
立春と春分の間に春一番が吹くということを理解できていれば、冬から春に変化するタイミングであることを直感的に察知できます!
春一番は日本でいつから使われている?
1860年くらいの春に、九州の漁師たちが強い南風で遭難したことがあったようです。そのため、春一番という言葉は漁師たちから恐れられて使われるようになったのだとか。
1860年ごろというと今から150年以上も前くらいですよね。年表の出来事を挙げると、1853年にはペリーが浦賀に来航し、1864年には新選組による池田屋事件が起こっています。春一番はだいぶ前の言葉だったのですね。
春一番が吹くと気温が上がって過ごしやすくなる一方で、冬に積もった雪の雪崩が誘発されたり、乾燥した風によって火災が生じたりするリスクもあるといわれています。
春一番は、なんとなくポジティブなイメージのある言葉ですが、実際は危険な意味のニュアンスを持っていたというのは驚きですね…。
春一番と春分のどっちから紫外線対策する?
春のタイミングを示す言葉として春一番、春分という単語が出てきてしまい、結局どっちから紫外線対策すればよいのか、疑問に思った方もいるかもしれません。
春分の日は太陽光を受ける昼間の時間と、太陽光を受けない夜間の時間がほぼ等しいのですが、春分を過ぎると太陽光を受ける昼間の時間が長くなっていくんです。
つまり、紫外線の影響を受ける時間が増えていくということなので、本格的に紫外線対策の準備が必要になってきます。セオリーとしては春分の日から紫外線対策を始められるようにしたいところですね!
ただ、年明けからはお仕事の再稼働をはじめ、節分行事、バレンタインデー、確定申告、ひな祭りなどたくさんの出来事が続き、忙しいとあっという間に春分の日を過ぎてしまいますよね…。その点、春分の日よりも前に訪れる春一番は、目覚まし時計のように紫外線対策の訪れを告げるアラート機能の役目も果たしてくれそうです。
「春一番は危険な意味の言葉としても知られている」→「春は肌トラブルにつながる紫外線に注意が必要」といった関連付けをすることで、春一番が紫外線対策を始めるきっかけとして認識しやすくなるのではないでしょうか。
春分の日についてさらに詳しく知りたくなった方は下記の記事もチェックしてみてください。
春一番が吹いたら紫外線だけでなく花粉も警戒!

春一番が吹いたら紫外線対策を準備し始めたほうがよいとお伝えしましたが、紫外線以外に花粉も警戒が必要です。
強い南風によって花粉が多く飛散することがあります。
過去には2月下旬に春一番が吹き、3月に入る前から花粉の影響を受けた地域も見受けられました。
花粉の影響を受けると、目がかゆくなったり、鼻水が止まらなくなったり、喉に不快感が生じたりします。勉強や仕事、スポーツなどをするとき、集中力が低下してしまいますよね…。
ただ、対策をきちんと講じておけば、花粉の影響を和らげられる可能性もあります。
春一番が吹いたらマスクを着用するなどして、少しでも影響を和らげるように対策しましょう!
春一番に関するよくあるQ&A

春一番について小ネタを知っておくと、春一番の時期も覚えやすくなります。春一番についてさらに詳しくなれるように、関連するよくある質問についてもQ&A形式で解説してみます!
Q1.春一番はあるのに秋一番はないの?
A1.春一番のように木枯らし1号という言葉があります。
木枯らし1号は秋から冬に変わるころに初めて吹く北よりの強風です。晩秋(10月半ば)から初冬(11月末)までのころに吹くといわれています。
春一番と同様に季節の変化を察知するのに役立つ言葉ですね!セットで覚えておけば、春一番の意味についても忘れずに覚えておけるのではないでしょうか。
Q2.春一番の風速は?
A2.春一番の風速は、およそ毎秒8m以上とのことです。
基本的に、風速が毎秒10m以上15m未満あたりだと、やや強い風だといわれています。「風に向かって歩きにくい」「木や電線が揺れ始める」といった状況が起こり始めるようです。
目安を知っておくと春一番が吹き始めたことを敏感に察知できるかもしれません。
2月に入ってからやや強い風が吹いたら春一番を疑い、紫外線対策の準備を検討し始めてみるとよさそうですね!
Q3.春一番は吹かないときもある?
A3.春一番は吹かないときもあります。
春一番は気象台において風速や期間を含めた条件が定められており、満たさない場合は吹いたことになりません。
「発生せず」「出現せず」といったように記録されるとのことです。吹かないからといって紫外線対策をしないというのは的外れな考えとなりますよね…。
まとめ

今回は、春一番の概要をはじめ、紫外線対策を始める時期についておさらいしてみました。春一番は季節が冬から春に変化するころに初めて吹く南よりの暖かい強風でした。立春(2月3日ごろ)から春分(3月21日ごろ)までに吹くといわれています。
春分から太陽光を受ける時間が長くなっていくので、紫外線対策が必要になってきますが、慌ただしい日常を送るうちに対策が遅れてしまいがちです。
春一番をアラームとして紫外線対策を始めてみましょう!なお、春一番とともに花粉が飛散するケースも知られているので、花粉症対策も忘れずに実践が必要です。弊社では紫外線対策と花粉対策の両方に使いやすいヤケーヌというフェイスカバーを提供しています!
春一番に備えて用意しておけば、スムーズに紫外線対策と花粉対策を実施できます。
ちなみに今年は北陸ですでに2月3日に春一番が観測されたことが話題となっています。これからほかのエリアでも春一番が観測され始めていくでしょう。
気軽に両方の対策を準備しておきたいという方は、春一番が吹く前にぜひヤケーヌの導入も検討してみてくださいね!

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