UVカット率とは、UV-BやUV-Aを遮断できる割合を示す指標です。紫外線遮蔽率と呼ばれることもあります。衣類商品をかざしてみると透けて見えたり、生地が思った以上にペラペラだったりすると、UVカット率が高くても不安になってしまいますよね…。
円安も続いておりますし、衣類製品は決して安くはありません。UVカット率はそもそも意味ないのか、UVカット率の通りに機能するのか、永遠に長持ちするのか、気になるところです。
そこで今回は、衣類製品の販売事業者の立場から、UVカット率は意味ないのか、いつまで効果を発揮するのかについて見解を示すとともに、信頼できるUVカット率かどうかの確認方法などを解説します!
衣類製品の購入前に、UVカット率の表記に少しでも不安を感じた方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
※UVカット率の概要について詳しく知りたい方は下記の記事からチェックしてみてください。
UVカット率や紫外線遮蔽率の効果を確認する方法
UVカット率や紫外線遮蔽率の効果が心配になったときに、これだけ確認しておけば安心して購入できるという基準があります。
早速、UVカット率や紫外線遮蔽率の効果を確認する方法について解説します!
チェックポイント1.染色前と染色後のどちらの数値かをチェックする
一般的なUVカット率は、生地メーカーの染色加工前のハウスデータをそのまま表記することが多いです。加工前に出したデータは良好な傾向があります。
しかし、染色などをしたあとは、表記よりも数値が低下するケースも珍しくありません。
であれば、染色後のデータを公表してくれるのが常識ではないの?と思いますよね。
しかし、商品完成後のUVカット率を外部機関に検査してもらうのは費用がかかります。そのため、自社で独自に調査せず生地メーカーの公表値をそのまま活用する衣類製品が実は多いんです…。もちろんすべてではありませんよ。
検査費用を削減できる分、安く販売しやすくなりますが、紫外線は防ぎにくくなってしまう恐れがあります。
なので、UVカット率が高いのになんだか効果が薄いなあ…と感じる場合は、UVカット率が意味ないのではなく、そもそも正確な値ではない可能性が高いです。
衣類製品を購入するときは、UVカット率の高さにだけ着目するのではなく、染色前と染色後のどちらの数値なのか、疑う姿勢を持つことをおすすめします。
チェックポイント2.「加工」か「練り込み」かに着目する
UVカット率の値が高くても、寿命はあるのか、いつまで信頼できるのか、不安になることもありますよね…。
UVカットの持続効果は、製品の素材が加工か練り込みかでだいぶ変わってきます。
加工タイプは、服の表面にUVカット効果のある薬品などが塗られています。繊維自体にはUVカット効果がなく、使用しているうちに薬品が落ちてしまいやすいです。
安価で購入しやすいですが、UVカットの寿命が短い傾向にあります。ワンシーズンでしか使えないケースも少なくないようです…。
その一方でUVカット製品には、生地繊維にUVカット効果のある物質を練り込んだタイプもあります。練り込みタイプは繊維自体にUVカット効果があるので、洗濯や使用頻度によって効果は落ちにくく、持続しやすくなっているのですね。
したがって、UVカット効果を重視するのであれば、加工タイプか練り込みタイプのどちらであるかを把握したうえで、購入を検討することが重要なんです!
なお、練り込みタイプだから永遠に効果があるわけではありません。「使用や洗濯を繰り返すと効果が薄れる場合があります」といったように、商品ページで注意書きが記載されることもあります。製品を購入するときは注意書きも見落とさないようにしましょう。
チェックポイント3.店舗に根拠を問い合わせる
安価なファッション商品は特に、UVカット率や紫外線遮蔽率が保証されていない場合があります。もし心配であれば店舗に直接問い合わせてみましょう。
「UVカット率99%は本当ですか?」「商品性能の根拠を示せますか?」「いつまで効果が続きますか?」などと問い合わせをしてみます。
もし「企業秘密なのでお答えできません」「試験結果に基づく数値での開示はお断りしています」「使い方によって異なります」などと曖昧な回答が返ってきたら赤信号です。
反対に、外部機関による試験結果や効果が長続きする技術、根拠を公表している店舗であれば、たとえ生地が薄かったとしても、基本的に保証を信じて使って問題はありません。
UVカット効果が信頼できる衣類製品の例
UVカット率の正しい見方、UVカット効果の信憑性を確認する方法をご紹介しました。
見解を述べるだけでは机上の空論となってしまいますよね。実際にUVカット効果を信頼できる衣類製品の例もご紹介したいと思います。
弊社は、オールシーズンで紫外線対策を行える製品を提供しており、少しでも利用者様がUVカット効果に満足いただけるように誠心誠意取り組んで参りました!
たとえば、弊社では紫外線対策製品としてヤケーヌというフェイスカバーを提供しています。
ヤケーヌは軽くて通気性のよいUVカット繊維を使用したフェイスカバーです。UVカット効果が信頼できるポイントを挙げるとすれば下記のポイントに集約されます。
チタンを練り込んでいる
生地表面を加工しているのではなく、UVカット効果のあるチタンを繊維に練り込みました。繊維自体がUVカットの役目を果たすので、洗濯しても半永久的に効果が持続するんです!
外部測定機関に検査を依頼
実際に染めた商品生地を外部測定機関に提出して、正確な計測値をお客様にお知らせしています。ちなみに外部測定機関の名前はロゴ入りでホームページに掲載しました!
UVカット効果の疑問に回答を用意
長く販売していると、「紫外線遮蔽率はなぜ100%にしないの?」といった質問も飛んできます。弊社では「100%だと、通気性がなくて息苦しく、蒸れやすくなるから」のように明確な回答を用意しています!
カラーごとの紫外線遮蔽率も公開
ピンク→95.6、ベージュ→94.0、ネイビー→98.3といったように、カラーごとの紫外線遮蔽率も妥協なく公開しました。「一番UVカット率が高い製品の色は?」という疑問もスッキリと解消できるようにしています。
医師に品質を推薦してもらっている
ヤケーヌの提供にあたって、紫外線対策に詳しい医師にフィールドテストを繰り返し実施していただき、安心して使えることを保証してもらいました!弊社のサイトには医師の顔写真とともに所属病院名、診療科目、実名まで掲載済みです。
どうでしょう。ここまでご紹介すれば、UVカット効果を信頼してもらえますでしょうか??
まとめ
UVカット率の信頼性を確認する方法をお伝えしました。今回ご紹介した基準と、弊社製品のこだわりポイントを参考にすれば、フェイスカバーに限らず、UVカット効果の高い製品を見抜けるようになるはずです!
弊社も引き続き、紫外線対策効果の高さに満足いただける衣類製品の提供を目指していきます。今回ご紹介したヤケーヌが気になった方は、ぜひ紫外線対策に取り入れてみてくださいね。
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