アルミクールテックは丸福繊維の主力製品の基盤となるテクノロジーです。アルミクールテックについて理解を深めることで、丸福繊維の帽子と他社の帽子の違いがより明確になるでしょう。今回はアルミクールテックの特徴や歴史を解説します。アルミクールテックを活用したおすすめ帽子もご紹介するので、ぜひ導入を検討してみてくださいね!
アルミクールテックとは?
アルミクールテックとは、アルミ蒸着した繊維生地で日光を遮断しつつ、丸福繊維によるオリジナル構造で風を通しやすいように編み上げた素材技術です。
農業用の資材としてビニールハウス内の温度上昇を防ぐ目的で使われていた銀色生地を応用しています。
農家さんの依頼に基づき暑さ対策・熱中症対策の涼しい帽子を開発するために、同技術が導入されました。
アルミクールテックの特徴
アルミクールテックにはさまざまな機能的な特徴が備わっています。アルミクールテックの特筆すべき特徴について解説します!
遮光率と紫外線カット率が高い
アルミクールテックは、高い遮光効果を備えており、太陽光の遮光率は80%以上、紫外線カット率は95%となっています。
熱を跳ね返せるので帽子を涼しく快適に着用できます。紫外線もしっかりとカットできるので、日焼けが心配な方も安心して着用しやすいです。
とにかく軽い
アルミクールテックは遮光率、紫外線カット率が高いことから、その分仕組みが複雑で重いように思うかもしれません。実際はとにかく軽いです!
アルミクールテックの帽子を実際に購入した方からは「本当に軽い」というシンプルな評判もいただいています。
遮熱できても帽子が重ければ、屋外作業で帽子が邪魔になって、作業効率も下がってしまいますよね。遮熱効果と軽さを両立した帽子をお探しの方は、アルミクールテックの帽子はとてもおすすめです。
一般的な綿素材に比べ通気度は2.5倍
アルミクールテックは、帽子の内側のムレを防げるよう、風通しの良い織り方を追求して誕生した技術です。
平安時代から蚊よけの蚊帳に使われている「からみ織」の構造からヒントを得て、幅約3mmの繊維を1本ずつねじって角度をつける織り方に辿りつきました。
その結果、隙間からスムーズに風が通るようになり、布帽子と比較して約2.5倍の通気性を実現しました。
帽子はムレるから着用したくない方にも、ぜひアルミクールテックを体感していただきたいです!
実験で-10℃以上の温度差を実証
アルミクールテックをベースとした帽子は、熱遮断力と通気性の高さにより、帽子内の温度がほとんど高くなりません。
一般的な綿生地の帽子と比較して-10度以上涼しいことが、名古屋市工業研究所の試験で証明されています。
アルミクールテックは野外の炎天下で作業をする方にとって、非常に心強いテクノロジーなんです!
金属感を隠したデザイン
アルミクールテックは遮熱アルミ素材を採用していることから、見た目に金属感が出てしまうように感じるかもしれません。
その点、アルミクールテックは外側からは金属感が伝わらないように搭載することも可能です。すでに通常の帽子のように日常生活に自然と溶け込むようなデザインの帽子も発売されています。
コーディネートアイテムとして組み込み、ウォーキングやサイクリングなどをオシャレに楽しむことも可能です。
金属感の見た目が気になっている方も、問題なくアルミクールテックの帽子を導入いただけるでしょう。
アルミクールテックの歴史
アルミクールテックの歴史は2000年ごろから始まります。
丸福繊維の主力製品である「涼かちゃん」に同技術を採用して販売を始めました。主に田畑で働く農家さんから評価され、愛用していただいていました。涼しさはほかの帽子に比べて群を抜いていることも体感していただけていたようです。
ただ、当時の「涼かちゃん」は銀色のむき出しの帽子しかなく、太陽光の照り返しが気になる方が多かったようです。そのため、用途は狭く畑の真ん中で使われることがほとんどでした。
販売されるのは農協だけだったこともあるのか、お世辞にも認知度が高かったとは言えず、そのまま20年の歳月が流れました。
ただ、昨今の地球温暖化に伴う酷暑や熱中症対策として、ここ2・3年で再度注目を集め始めました。空調服などは効果が高く人気が高いのですが、やはり価格の高さがネックのようです。コストの観点から、アルミクールテックを採用した帽子にニーズが出てきたのかもしれません。
アルミクールテックが活用されているおすすめ帽子
アルミクールテックが活用されている帽子のラインナップも増えてきました。アルミクールテックを身近に感じていただくために、あらためて具体的なおすすめ製品をご紹介させていただきます!
いずれもとても快適な製品なので、気になった製品についてぜひ導入を検討してみてください。
ShaBo遮帽 ウルトラライトハット
農業向け暑さ対策帽子をアウトドアシーンで使えるようにリブランドした遮熱帽子です。アルミクールテックにより、炎天下でも-10度の涼しさで超爽快。わずか約70gの軽さでライトな使い心地となっています。撥水性が高くドローコード付きで、小雨や風を気にせずアウトドアを楽しめるのが快適です! アウトドア用の帽子を選ぶならぜひご検討ください。
ShaBo遮帽 ウルトラライトキャップ
ウルトラライトハットが好評となり、キャップ製品化の要望を受けて実現したのがウルトラライトキャップ。アルミクールテックで涼しいのはもちろん、つばを折りたたんで顎ひもでまとめてコンパクトにできるので、荷物が多いアウトドアでも気軽に収納して持ち運べます! 自宅でサッと手洗いしてきれいにできるのも便利ですよ。
涼かちゃん テンガロンハット
丸福繊維のロングセラー製品で、男女問わず大人気の遮熱帽子です。つばが広めで顔回りに直射日光があたりにくくなっているほか、ケープで後頭部から首裏までガッチリカバーできます。家庭菜園や畑仕事といった農作業、釣り、アウトドアをする方におすすめできます!
ShaBo遮帽 ワイドリボンハット
アルミクールテックをベースとしたシンプルなデザインの女性向け紫外線対策ハットです。リボンがついていてエレガントな見た目をしています。涼しくオシャレに着用できるのが魅力です! ベージュとブラックの2色展開。コーデに合わせてお好みのカラーをお選びください。
熱中症対策に帽子を選ぶならアルミクールテック!
今回はアルミクールテックについてご紹介しました。まだ聞きなれない技術かもしれませんが、製品の売れ行きからは着実に認知度が高まってきているように感じています。
圧倒的な涼しさをもたらす技術は、熱中症対策にも役立ちます。帽子業界で不可欠な存在となっていくに違いありません。
熱中症対策として帽子を選ぶ方も、ぜひ今回紹介したようなアルミクールテックの製品を検討してみてくださいね!
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